コラム「四季の風」

夏こそ麦茶で乗り切ろう

2025.06.03

コラム「四季の風」

 ◆SNSで6月1日が「麦茶の日」だということを知った。夏場に限らず麦茶をよく飲むが、記念日があることは知らなかった。6月は麦茶の原料である大麦の収穫時期にあたり、麦茶の季節の始まりであること、また衣替えの日でもあることから、麦茶のPRを目的に全国麦茶工業協同組合が1986年に制定したそうだ。

 ◆日本での麦茶の歴史を調べてみると、平安時代には麦茶の原型ともいえる飲み物の記述がある。江戸時代末期の夏の夕方には、「麦湯」と書かれたあんどんが並び、通りに涼み台を出して、町人たちが今の喫茶店のように麦茶を飲むのを楽しんだそうだ。古くから麦茶が人々に好まれていたことが分かる。

 ◆これから夏を迎える中で心配となってくるのが熱中症。予防するにはこまめな水分補給が大切となる。最近は気温が比較的低く、涼しいどころか寒いと感じる日まである。例年と比べて涼しい夏であってほしいと願っているが、今年の夏も猛暑が予想されているとのこと。麦茶はもちろん、状況に応じてスポーツドリンクで水分補給をして、熱中症になることなく安全に夏を乗り切りたいものだ。(K)

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