土木おじさんが思う

土木おじさんが思う⑦ 国道118・461号

2026.10.01

土木おじさんが思う

 10月1日は日本酒の日だそうです。10月は新米の収穫が始まり、昔はこの時期から米作りがスタートする酒蔵が多かったようです。茨城県の酒蔵数は関東一とのことです。私は酒に縁の多い人生でした。学生時代もよく飲んでいましたし、社会人になってからも酒との付き合いは深く、私の人生は常に酒とともにあった気がします。最初に現場を持った時は、現場代理人とコミュニケーションを図るため酒を酌み交わしたりしました。お互い仕事の話ばかりするので、仕事にも非常に役に立ったと思っております。もちろん割り勘、または私がごちそうしていました。今でも月に一回、15人程度で水呑会(酒飲み会)を開催しています。これは非常に楽しみで、昔ほどは飲めませんが、今も楽しくやっています。酒はいいものだなとしみじみ思います。

魅力的なロマンチック街道の実現

 今回は国道118号と国道461号についてお話しします。この2つの国道は、これから観光シーズンを迎える大子町など、県北方面へのアクセスに欠かせない道路です。
 まずは国道118号についてお話ししたいと思います。水戸市を起点とし、福島県会津若松市へ続く一般国道です。
 那珂川に架かる千歳橋は、橋の完成から50年以上が経過しているので、そろそろ架け替えが必要になる時期です。架け替えの際には、ぜひ4車線で整備してもらえれば、渋滞の解消にも繋がると思います。
 この橋はトラス橋で、いばらき100名橋にも選ばれている橋です。同じく那珂川に架かる水府橋は、架け替えの際に旧橋のイメージを残すため、部材の一部を現場付近にモニュメントとして残しています。こうした前例を参考に、その橋の歴史を残しながら架け替えを進めてもらいたいと思います。
 水戸市と那珂市との境界付近で2車線になる箇所については、計画的に4車線化を進めていただきたいです。特に水農入口交差点には右折車線がなく、朝などは渋滞が発生してしまっているようです。交差点改良が進めば、車の流れがだいぶ変わると思います。
 また、この道路沿いには道の駅常陸大宮かわプラザがあります。久慈川の清流を前に美味しいものを食べたりお土産を買ったりできるので、観光で立ち寄る人も多いようですが、水戸市側から道の駅に入るには右折しなければなりません。右折車線はあるものの、渋滞が発生してしまうようなので、右折車線を車5、6台分ほど(L30m)伸ばせれば、だいぶ変わるのではないでしょうか。
 大子町側から道の駅に入るための左折レーンも作れるといいでしょう。道路沿いに竹藪があるので、その土地を買い整備して、竹を伐採して見晴らしも良くすれば、もっと良い道路になると思います。竹藪の一部をちょっとした広場にして防災拠点のようにすれば、一石三鳥になると思います。
 続いて、国道461号についてお話しします。この道路は日光市を起点に高萩市へ続くので、栃木方面から袋田の滝や花貫渓谷などへ行く時に便利な道路です。県の重点路線として整備した道路であり、今では懸案だった北沢トンネルもできて、ほとんど整備済みとなりました。
 少し話は逸れますが、長野県上田市から群馬県草津町などを経て、栃木県日光市まで続く全長約320㎞の街道を「日本ロマンチック街道」と呼ぶのはご存じでしょうか。素晴らしい景観で、日本ロマン詩人が多くの作品を残したことから名づけられたようです。
 日光市は、日光東照宮や華厳の滝などがあり、観光客の絶えない場所です。袋田の滝や花貫渓谷も、紅葉の絶景を楽しめる魅力的な場所として人気です。
 ぜひ「日本ロマンチック街道」に、ロマンある観光地を結ぶこの国道461号も入れていただけたら、と思うのです。緑豊かな山々が連なる長野県から茨城の太平洋まで続くロマンチック街道、とても魅力的ではないでしょうか。長野県、群馬県、栃木県の3県と協議してみるのもいいのではと思います。
 そのためには、より良い道路を目指さなければなりません。おもてなしの心を示すためにも、観光地への案内看板や標識がもっとあると良いでしょう。
 袋田の滝はもちろん、国道349号に抜ければ道の駅ひたちおおたや光圀ゆかりの西山荘などもあります。そういうところも看板でPRできれば、観光の幅がぐっと広がるのではないでしょうか。少し運転を休憩できる広場のような場所も、地元の皆さんの協力で作れるといいと思います。
 起伏が多い道路なので、大型車が走っても流れがスムーズになるよう上り坂のところに登坂車線も整備するといいでしょう。ゆったりとした、走りやすい道をところどころ整備すると、快適な旅ができるようになると思います。
 また、一部ですがセンターラインが無かったり幅員が狭い箇所もあるようなので、順次拡幅を進めていただきたいです。部分的に4車線化を進めたり、片側だけでも2車線にしたりできればと思います。
 観光という観点から、我々が相当気を使っていたのは国道118号と国道461号だったのです。
 茨城県が観光地として飛躍するには、名所だけが素晴らしくてもいけません。そこに至るまでの道路が整っていて、移動時間も楽しく快適に過ごせてこそです。努力を惜しまず、関係者の皆さんで協力して、茨城の道路をおもてなしの道路にしていただければと思います。

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