コラム「四季の風」

茨城県民的注目ポイント

2021.08.31

コラム「四季の風」

◆大河ドラマ『青天を衝け』が年内に終了する。新型コロナウイルス感染症の影響により、前作が年を跨いでの放送となったことや、オリンピック・パラリンピックの影響による休止などが重なり、通常より短い41話で終了するとのこと。仕方のないこととはいえ、見応えがあるドラマなので、やはり少し寂しい

◆次回の放送は26話。前回は、渋沢栄一の養子となった渋沢平九郎が、壮絶な死を遂げた場面が印象的だった。豪農出身である平九郎が、最期まで刀を手放さなかった姿には、ほんの一時とはいえ「己は武士になったのだ」と訴えるような痛ましさがあった

◆平九郎が所持した刀は、勝村徳勝という水戸の刀工が打った刀であった。勝村徳勝の刀は、当時の水戸刀の中でも特に優れた切れ味で、幕末の志士たちにも人気だったそうだ。今なお地元や自刃の地で愛されている平九郎。彼を支えた刀が水戸刀であるということは、何とも誇らしい

◆残り16話。最後の水戸藩主・徳川昭武の今後や、彼と関わりが深い主人公・栄一がどんな人生を歩むのか。茨城県民としての注目ポイントはまだまだありそうなので、最後まで存分に楽しみたい。(S)

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