コラム「四季の風」

日々を支える技術の結晶

2025.06.24

コラム「四季の風」

◆理想の家を想像するのは楽しい。木々に囲まれた平屋の一軒家で、外観はシンプルに。部屋も必要最低限あればいいが、和室は一部屋欲しい。心安らぐ家にしたいから、木の風合いも感じられると嬉しい。毎日を過ごす場所ゆえに、願望は尽きない。

◆明日6月25日は住宅デーだ。全国建設労働組合総連合によって、住宅建築に携わる職人の仕事、技術について理解を深める日として制定された。住宅は様々な技術を結集して作られる。施主の希望に応え、安全面や、時には環境にも配慮し、その末に安心して暮らせる家が出来上がる。

◆住宅デーは、サグラダ・ファミリアで有名な建築家・ガウディの誕生日にちなんで定められた。サグラダ・ファミリアの工事は、コロナ禍の影響により遅れが生じているが、やはり多様な技術者たちの手によって完成へ向かっていると聞く。

◆住宅を含め、全ての建築物は数多の技術の結晶だ。建築物は、いつも人と共にある。安心安全な日常は、優れた技術者あってこそだということを忘れてはならないだろう。住宅デーを機に、生活を支えるその力に改めて感謝したい。(S)

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