コラム「四季の風」

約11m、ビル級の雪壁

2021.10.26

コラム「四季の風」

◆立冬を前にして、すでに冬のように冷え込む日が多くなってきた。北海道や東北、北陸などの標高の高い山では雪が降り、青森県八甲田山の酸ヶ湯では10㎝の積雪が観測されたという。ついこの間までの暑さから一転、早々に冬支度をしなければならなくなった。

◆日本で最も深く雪が積もった県をご存じだろうか。実は北海道でも東北でもなく、滋賀県伊吹山。意外にも関西地方なのだ。伊吹山では1927年2月14日、11・82mの積雪が観測された。気象庁による最深積雪の全国ランキングでは、第1位の記録として掲載されている。第2位の記録は、前述の青森県酸ヶ湯の5・66mなので、大差をつけての圧倒的1位である。

◆伊吹山の標高は1377m。周辺に高い山がないため、雪雲が集中するのだそうだ。ランキング上位には、青森県や新潟県、山形県など豪雪地のイメージが強い県が名を連ねており、関西圏は当然滋賀県のみとなっている。

◆まさかm単位での大雪は降らないにしても、冬になれば、関東でも降雪の可能性はある。すぐそこに感じる冬の気配への、心の準備はしておくべきかもしれない。(S)

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