土木おじさんが思う③ 造園
2026.06.02
土木おじさんが思う
見て楽しめる“造園”
6月は梅雨の時期です。体調を崩さず元気に乗り切りましょう。6月に見頃を迎える花はたくさんあります。アジサイ、クチナシ、ユリ、バラ、ハナショウブ、ラベンダー、アマリリスなどです。特に人気のベスト3は、アジサイ、バラ、ラベンダーとのこと。特にバラは茨城県の県花でもあり、また私も咲かせてみようかなと思っています。
先人の工夫で魅力が向上
今日は造園についてお話ししたいと思います。
県内の道路を走っている時、中央分離帯などがコンクリートで固められているところをいくつか見かけます。維持管理のためかと思いますが、殺風景で少し寂しく感じてしまいます。
私は造園の資格制度ができた時、さっそく友達と二人で講習を受け、すぐにこの資格を取得しました。こうした縁もあり、造園には興味があるのです。
私が最初に造園工事の現場を担当したのは、古河市を通る現在の国道354号、三国橋の手前のあたりです。舗装工事と歩道の植栽工事を担当しました。花桃が有名な古河公方公園の整備にも、色々と口を出していたのです。
歩道の植栽にハナミズキやヤマボウシなどを流行らせようと、造園の人たちに苗木を作ってもらい、それらを植えたこともありました。とにかく一生懸命に取り組んでいたのです。
歩道の植栽や中央分離帯は、金銭的な面で苦心することがあっても、色々と工夫してみていただきたいです。植える木も工夫して、美しい新緑や紅葉が楽しめる落葉樹や綺麗な花が咲く樹木など、目で見て楽しめるものがいいと思ったりしています。
機会があれば、県の花であるバラなども取り入れるといいし、各自治体のシンボルとなっている市町村の花や木もあるので、そういうものをもっと活かすと面白いでしょう。「ああ、ここはこの花や木があるから○○市だ」とか、通行する人が楽しめる道路や公園ができるといいと思います。
木は、人間と同じで寿命があります。ある程度大きくなると維持管理も大変なので、少しずつ世代交代するといいと思います。同じ高さで綺麗に揃った木々も美しいですが、成長のばらつきで凸凹と波打つような美しさも、あって良いと思います。
高木は、ある程度の高さで調整しなければ、お金がいくらあっても足りません。造園業の方々が脚立で管理できる程度の高さにしておくのが安全だと思います。
また、公園や街路に何を植えるか決める時、造園の専門家や土木事務所、市町村も入って、計画的に決めるべきだと思います。地域の人々の意見も聞いてみたりしていただきたいです。
植栽の維持管理費がかかりすぎる場合は、せめて芝だけでも植えるといいでしょう。芝には色々と種類があり、雑草が生えにくい芝もあります。そういうものを研究してみるといいと思います。
コストカットしながら、植栽と共生する道を探ってみてほしいです。行政も造園業の人も、共に頑張ってもらいたいと思います。
県が魅力的になったのは、まず公園や街路の植栽について、先人たちが工夫を凝らし、心を込めて整備した賜物だと思っています。
せっかく緑豊かな県になったのだから、県外から訪れた人に「茨城県に行ったら、中央分離帯などの芝や植栽が素晴らしく、緑がきれいで心配りが行き届いていた」と言っていただけるよう、色々考えていただければと思います。

