コラム「四季の風」

一年の楽しみに向けて

2021.01.13

コラム「四季の風」

◆昨年末、戦国大名総選挙というテレビ番組が放送された。1位に織田信長、2位に武田信玄、3位に豊臣秀吉。徳川家康は6位とトップ3入りを逃した。明智光秀は12位と、大河のおかげかなかなかに良い順位だ。真田昌幸が上位にランクインしたのも、未だに続く大河ドラマ効果のおかげなのではないだろうか。

◆今年の大河ドラマ『青天を衝け』では、水戸藩が舞台の一つとなる。茨城にも注目が集まると嬉しいが、如何せん新型コロナウイルス感染症の勢いがとどまるところを知らない。ロケ地となっている弘道館なども注目されればと思うが、まだまだ先は見えない状態だ。

◆真田丸が放送されていた頃、長野県上田市の大河ドラマ館へ行った。館内にはドラマで使用された衣装などが展示され、大いに賑わっていた。あの時のような、リアルタイムで放送されているからこその現地の熱気を味わいたいが、それも難しそうだ。

◆とはいえ、現状を憂いてばかりではつまらない。自粛期間だからこそ、本などの資料でじっくりと時代や人物の理解を深めるのも良いだろう。先が見えないなりにやれることを模索しながら、時間を無駄にしない一年を過ごしたい。(S)

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