コラム「四季の風」

年末恒例のそれ

2021.12.21

コラム「四季の風」

◆大河ドラマ『青天を衝け』の放送が、残すところあと1回となった。年が明ければ、新たな大河ドラマ『鎌倉殿の13人』が始まるが、青天もまた熱量に圧倒される大河だったため、終了してしまうのはやはり寂しい。

◆これまで、渋沢栄一と徳川家との関わりについて知らなかった人も多いだろう。茨城県には、水戸徳川家ゆかりの土地や品が多くある。新型コロナウイルス感染症が落ち着いてきた今、ドラマを機に茨城県へ足を運ぶ観光客も少なくないはずだ。

◆観光地として定番なのは、弘道館や水戸城だろうか。偕楽園の裏手にある徳川ミュージアムは、昭武公の肖像画など所縁の品をいくつも所蔵している。青天ファンには是非一度訪れてみてほしい。史料や史跡は、地域の財産。それらを地域で守っていくことが、また地域の発展に繋がることもあるだろう。

◆来年の大河で描かれるのは鎌倉時代。源頼朝に仕えた結城氏の祖・朝光の登場なども大いに期待できる。茨城県では、引き続き大河関連のアピールが出来るかも。気持ちを幕末から鎌倉に切り替えて、地元との繋がり探しも楽しみにしたいところだ。(S)

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