紙について思う
2025.12.16
コラム「四季の風」
◆きょう12月16日は「紙の記念日」だ。1875年(明治8年)12月16日に東京王子にある抄紙会社の工場が営業を開始したことから制定された
◆紙という言葉はエジプトのパピルスに由来すると言われるが、本格的な製紙技術確認されたのは古代中国の頃のようだ。記録や包装のほか、障子や襖など日本建築にも使われる。われわれの日常生活に欠かすことのできない存在だ
◆近年はペーパーレスの時代であり、文書や資料の電子化が進む。確かに、大量の文書は保管場所に困ることが多い。必要な文書をピックアップするという点でも電子データの方が便利だろう。学校でも教育環境のデジタル化が進む。これからもペーパーレス化は進だろう
◆一方、紙文書のメリット、良さというものも確かにある。デジタル文書はデータが削除されたら跡形も残らない。ネットワーク障害にも弱い。また、北欧ではデジタル化を進めた結果、子どもの学力が落ち込み、デジタル化を見直した国もあるとか。何より紙の手触りや本のページをめくる楽しさ。これはデジタルでは感じられない魅力だ。(N)

