土木おじさんが思う

土木おじさんが思う① 寄稿 東関道

2026.04.03

土木おじさんが思う

元県土木部長 渡邊 一夫(わたなべ かずお)氏
1971年、県に入庁。2001年に県土木部企画監兼政策監、02年に港湾課長、03年に技監兼港湾課長、04年に水戸土木事務所長、06年に技監(総括)、07年に土木部長、08年に公営企業管理者企業局長を務めた。12年には県開発公社理事長に就任。多くの土木事業に携わってきた。

地元建設業界に発注を

このたび、新聞社から「土木おじさんが思う」のタイトルでの執筆依頼がありました。「私が土木おじさん、これは面白い」と思い、引き受けることにしました。時々寄稿させてもらいますので、よろしくお願いします。

東関道供用で仕事は“宝の山

先ごろ、私は妻とふたり、お伊勢参りをしてきました。伊勢神宮内宮で参拝し、御札をいただき、おかげ横丁で伊勢うどんと赤福を食べてきました。今年も元気に頑張るぞ、と思ったのです。
 さて、最初は東関道(東関東自動車道水戸線)のお話です。
 いま、私の手元には土木部のプロジェクトマップがあります。県内をはしる4本の高速道路は、いまや県の観光や商工業のかなめとなりました。整備に携わった経験がある身としては感慨深いものがあります。
 さて近々、東関道の潮来ICから鉾田IC(L=30・9㎞区間)が供用開始される見込みのようです。すでに供用されている区間と合わせて、48・5㎞が暫定2車線で、いよいよ全線供用となるのです。
 鹿行・県央地域に与えるインパクトは相当なものでしょう。非常に嬉しく、感無量です。茨城港や鹿島港、茨城空港にとっても、非常に喜ばしいニュースだと思います。
 この高速道路は、県、地元である潮来市、行方市、鉾田市など、関係自治体が集まり、整備に尽力した汗と努力の結晶。私も用地買収などに携わりました。国、県、市町村で情報交換会や懇親会も開き、信頼関係が築かれたことも、事業の推進に役立ったのかな、と思います。
 私は、いつも挨拶でこのように言っていました。「極力、地元の建設業界に発注してほしい」と。建設業界の皆さんがいてくれるおかげで、地元の生活は守られ、地域が元気になるのです。地元の建設業の方々に元気でいてもらうためには、できる限り地元の工事を地元企業が行う。これが大事なのです。
 今、具体化されつつある(仮称)鹿行南部道路の鹿島延伸、早く事業化されればと大いに期待しているところです。
 また、圏央道がすぐ4車線化に着手したように、常総国道事務所さんには引き続き、4車線化工事に着手していただければと思います。
 沿線の北浦複合や鉾田工業団地などの工業団地もチャンスだと思います。企業誘致がもっと進めばと期待しています。地元市町は財政が潤うし、雇用の場も生まれ、何より地元業界の皆様の仕事が増え、いいことづくめだと思います。
 これで、常磐道、北関東道、圏央道、東関道と、4本の高速道路ネットワークが完成するのです。

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