コラム「四季の風」

不可欠にして唯一無二

2025.11.18

コラム「四季の風」

◆今日11月18日は土木の日だ。「土」という字は、分解すると十と一に、「木」は十と八になること、また土木学会の前身である工学会の設立が1879年11月18日であることから制定された。一言に「土木」といっても、その言葉の持つ意味は広く、そして深い。

◆出勤、通学、あるいは旅行、散歩など、普段何気なく利用している道路や橋梁、トンネルなどインフラの多くは、土木技術によって支えられ、成り立っている。人の生活を豊かにするそれらは、安全で安心な生活のため、その後の維持管理も欠かせない。

◆高速道路の整備や鉄道の敷設など、利便性が大きく向上する事業は今後も次々に推し進められていく。県内では圏央道の4車線化、東関道水戸線の未整備区間整備も進められ、物流や人流の強化などが大いに期待されている。

◆世の中がどれほど高度に発展しようと、インフラ整備が不要になる日は来ないだろう。災害の頻発化、激甚化が進む今、むしろその役割は重要性を増している。「土木」は未来を築く、不可欠の、唯一無二の技術。その重要性を改めて理解し、感謝する一日としたい。(S)

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